多変数ベクトル値関数の微分

多変数のベクトル値関数(ベクトル場)の偏微分や方向微分、全微分などの概念について解説します。

学習内容

多変数ベクトル値関数の偏微分

多変数ベクトル値関数の偏微分を定義します。

多変数ベクトル値関数の偏微分の定義(ベクトル場の偏微分)

多変数のベクトル値関数(ベクトル場)が与えられたとき、1つの変数以外のすべての変数の値を固定し、あたかも1変数のベクトル値関数であるかのようにみなした上で定義される微分概念を偏微分と呼びます。

多変数ベクトル値関数の偏微分と1変数ベクトル値関数の微分の関係

多変数のベクトル値関数(ベクトル場)を偏微分するプロセスは1変数のベクトル値関数(曲線)を微分するプロセスと実質的に等しいため、偏微分を行う際には微分に関する諸々の公式を活用できます。

ヤコビ行列

多変数のベクトル値関数(ベクトル場)が定義域上の点においてすべての変数に関して偏微分可能である場合、その点におけるそれぞれの成分関数のそれぞれの変数に関する偏微分係数を成分とする行列が存在します。これをヤコビ行列と呼びます。

線型近似としての多変数ベクトル値関数の偏微分

多変数のベクトル値関数(ベクトル場)を特定の変数に関して偏微分することとは、他の変数の値を固定することで得られる1変数のベクトル値関数をシンプルな1次式で近似する(線型近似)ことを意味します。

多変数ベクトル値関数の偏微分の性質

多変数ベクトル値関数の偏微分の性質について解説します。

多変数ベクトル値関数の偏微分可能性と連続性の関係

多変数のベクトル値関数は偏微分可能な点において連続であるとは限りません。微分可能性から連続性を保証するためには全微分と呼ばれる微分概念が必要です。

多変数のベクトル値関数と多変数関数の合成関数の偏微分

偏微分可能な多変数のベクトル値関数(ベクトル場)と全微分可能な多変数関数(スカラー場)の合成関数として定義される多変数関数もまた偏微分可能です。

多変数のベクトル値関数どうしの合成関数の偏微分

偏微分可能な多変数のベクトル値関数(ベクトル場)と、すべての成分関数が全微分可能な多変数のベクトル値関数の合成関数として定義される多変数のベクトル値関数もまた偏微分可能です。

多変数のベクトル値関数のスカラー倍の偏微分

偏微分可能な多変数のベクトル値関数(ベクトル場)のスカラー倍として定義される多変数のベクトル値関数もまた偏微分可能です。

多変数のベクトル値関数のベクトル和の偏微分

偏微分可能な多変数のベクトル値関数(ベクトル場)どうしのベクトル和として定義される多変数のベクトル値関数もまた偏微分可能です。

多変数のベクトル値関数のベクトル差の偏微分

偏微分可能な多変数のベクトル値関数(ベクトル場)どうしのベクトル差として定義される多変数のベクトル値関数もまた偏微分可能です。

多変数ベクトル値関数の高階偏微分

多変数ベクトル値関数の高階の偏微分について解説します。

多変数ベクトル値関数の方向微分

多変数ベクトル値関数の方向微分を定義します。

多変数ベクトル値関数の全微分

多変数ベクトル値関数の全微分を定義します。

学習ガイド

大学の数学カリキュラムとWIISのカリキュラムは何が違うのか

多くの大学では入学後すぐに微分積分学や線形代数学を学び、その後に実数論や位相空間論などの理論的な科目へ進みます。一方、WIISでは論理学・集合論の後に実数論を学び、その上で微分積分学へ進むカリキュラムを採用しています。本記事では、それぞれの考え方とWIISの学習順序のメリットについて解説します。

最新の議論

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集合論は現代数学の共通言語です。集合、写像、関係、濃度、順序関係を中心に、数学のさまざまな分野を理解するための基礎概念を体系的に解説します。実数論、線形代数学、位相空間論などへ進むための土台を築きます。

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