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SEQUENCE OF COMPLEX NUMBERS

複素数列

OVERVIEW

複素数列とその性質

複素数を順番に並べたものを複素数列と呼びます。複素数列の項が先に進むにつれてある複素数に限りなく近づく場合には、その複素数列は収束すると言い、その複素数を複素数列の極限と呼びます。

TABLE OF CONTENTS

目次

LIMIT OF SEQUENCE OF COMPLEX NUMBERS

複素数列の極限

複素数列の極限を定義します。

複素数列の定義と具体例

複素数を順番に並べたものを複素数列と呼びます。複素数列はすべての自然数からなる集合を定義域とし、すべての複素数からなる集合を終集合とする写像として定式化することもできます。

複素数列の極限(収束する複素数列)

複素数列の項が先に進むにつれてある複素数に限りなく近づく場合には、その複素数列は収束すると言い、その複素数を複素数列の極限と呼びます。イプシロン・エヌ論法を用いて収束列の概念を厳密に定義します。

実数列を用いた複素数列の収束判定

複素数列が収束することと、実部の実数列と虚部の実数列がともに収束することは必要十分であるため、実数列の知識を駆使して複素数列の極限を特定できます。

PROPERTIES OF LIMIT

複素数列の極限の性質

複素数列の極限に関する基本的な解説について解説します。

有界な複素数列と収束する複素数列の関係

複素数列のすべての項からなる集合が有界である場合、それを有界な複素数列と呼びます。収束する複素数列は有界である一方で、有界な複素数列は収束するとは限りません。

複素数列の共役の極限

複素数列が収束することと、その各項の共役複素数をとることにより得られる複素数列が収束することは必要十分です。

SUBSEQUENCE

複素数列の部分列

複素数列の部分列について解説します。

部分列を用いた複素数列の収束判定

複素数列が収束することと、その任意の部分列がもとの複素数列の極限と同じ極限へ収束することは必要十分です。以上の事実は、収束する複素数列の極限を特定したり、複素数列が収束しないことを示す上で有用です。

CAUCHY SEQUENCE

複素平面上のコーシー列

コーシー列について解説します。

EXAMPLE OF SEQUENCE

代表的な複素数列

代表的な複素数列について解説します。

等差複素数列とその部分和および極限

隣り合う項が共通の差を持つ複素数列を等差複素数列と呼びます。等差複素数列を定義するとともに、その部分和を明らかにした上で、等差複素数列が収束する・収束しない条件を明らかにします。

等比複素数列とその部分和および極限

隣り合う項が共通の比を持つ複素数列を等比複素数列と呼びます。等比複素数列を定義するとともに、その部分和を明らかにした上で、等比複素数列が収束する・収束しない条件を明らかにします。

EXAM

確認テスト

複素数列に関する確認テストです。

RELATED KNOWLEDGE

関連知識

REQUIRED KNOWLEDGE

前提知識

本節を学ぶ上で以下の知識が役に立ちます。

述語論理

命題論理の基本単位が命題変数であったのに対し、述語論理では命題関数と呼ばれる概念が基本単位となります。それにより扱うことのできる言明の範囲が広がるとともに、量化と呼ばれる操作が可能になります。

ADVANCED KNOWLEDGE

発展知識

本節で得た知識は以下の分野を学ぶ上での基礎になります。

述語論理

命題論理の基本単位が命題変数であったのに対し、述語論理では命題関数と呼ばれる概念が基本単位となります。それにより扱うことのできる言明の範囲が広がるとともに、量化と呼ばれる操作が可能になります。

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