市場均衡理論

市場均衡理論は、需要と供給の相互作用によって価格や取引量がどのように決定されるのかを分析するミクロ経済学の基礎分野です。部分均衡分析や一般均衡理論を通じて、市場がどのように資源を配分し、経済全体の均衡が成立する仕組みを体系的に学びます。

学習内容

純粋交換経済

商品の交換のみが行われ、生産活動が存在しない経済を純粋交換経済と呼びます。純粋交換経済における資源配分について解説します。

純粋交換経済のモデル

消費者と商品だけが存在する経済において、消費者たちが初期保有する商品をお互いに交換した上で消費する状況を純粋交換経済と呼ばれるモデルとして定式化します。

純粋交換経済におけるパレート効率的な配分

純粋交換経済においてそれぞれの消費者は効用最大化原理にもとづいて行動する一方で、それとは別に、社会的に望ましい配分を考えることもできます。パレート効率性という基準のもとで社会的に望ましい配分を定義します。

純粋交換経済におけるワルラス均衡

純粋交換経済においてそれぞれの消費者は効用最大化原理にもとづいて行動します。純粋交換経済に価格メカニズムを導入した場合に実現する結果をワルラス均衡(競争均衡)として定義します。

純粋交換経済における厚生経済学の基本定理

純粋交換経済においてワルラス均衡のもとで実現する配分はパレート効率的です(厚生経済学の第1基本定理)。また、パレート効率的な配分が与えられたとき、適切な再配分と価格体系のもとでは、その配分をワルラス均衡として実現できます(厚生経済学の第2基本定理)。

私有経済

商品および生産者である企業がいずれも消費者によって保有される経済を私有経済と呼びます。私有経済における資源配分について解説します。

学習ガイド

なぜミクロ経済学だけでは足りないのか|ゲーム理論が必要となる理由

ミクロ経済学は消費者や企業の意思決定を分析する経済学の基礎ですが、相手の行動が自分の意思決定に影響を与える状況を十分に扱うことはできません。そのような戦略的相互作用を分析するために発展したのがゲーム理論です。本記事では、ミクロ経済学の限界と、ゲーム理論が必要とされる理由を解説します。

ミクロ経済学の全体像|消費者・企業・市場をつなぐ経済学の体系

ミクロ経済学は、消費者や企業の意思決定から始まり、市場における価格の決定や資源配分、市場の失敗までを体系的に学ぶ学問です。本記事では、ミクロ経済学の全体像を示し、それぞれの分野がどのようにつながっているのかを解説します。

なぜ数学を使うのか|ミクロ経済学における数学の役割

大学のミクロ経済学では、関数や微分、最適化など多くの数学が登場します。しかし、数学を使う目的は複雑な計算をすることではありません。数学は消費者や企業の意思決定を論理的かつ一般的に分析するための道具です。本記事では、ミクロ経済学で数学を学ぶ理由と、その役割について解説します。

なぜミクロ経済学を学ぶのか|市場経済の仕組みを理解するために

ミクロ経済学は、消費者や企業がどのような意思決定を行い、市場で価格や資源配分がどのように決まるのかを分析する学問です。需要と供給、競争、市場の失敗など、現代社会を理解するための基本的な考え方を学びます。本記事では、なぜミクロ経済学を学ぶのか、その役割や重要性を分かりやすく解説します。

経済学のための数学|経済学部生が学ぶべき数学と学習順序

経済学では、市場や企業、消費者の行動を数学的に分析します。そのため、大学レベルの経済学を理解するには数学の知識が欠かせません。本記事では、経済学を学ぶために必要な数学分野とその学習順序を解説します。

最新の議論

現在、活発な議論はありません。

関連分野

消費者理論

消費者理論は、消費者が限られた所得の中でどのように商品やサービスを選択するのかを分析するミクロ経済学の基礎分野です。選好、効用、予算制約、無差別曲線、需要関数などの基本概念を通じて、合理的な意思決定の仕組みを体系的に学びます。

生産者理論

生産者理論は、企業が限られた資源を用いてどのように生産を行い、利潤を最大化するのかを分析するミクロ経済学の基礎分野です。生産関数、費用関数、利潤最大化、供給関数などの基本概念を通じて、企業の合理的な意思決定の仕組みを体系的に学びます。

市場均衡理論

市場均衡理論は、需要と供給の相互作用によって価格や取引量がどのように決定されるのかを分析するミクロ経済学の基礎分野です。部分均衡分析や一般均衡理論を通じて、市場がどのように資源を配分し、経済全体の均衡が成立する仕組みを体系的に学びます。

不確実性下の意思決定

現実の様々な場面において行動と結果は1対1で対応しているとは限りません。ある行動を選択した場合、実際に起こり得る結果として複数の候補が存在し、なおかつ、その中のどの結果が実際に起こるかが完全に予測できない状況、すなわちランダムネスが成立している状況が起こり得るということです。以上の状況下における最適な意思決定について考えます。

このページの目次